在宅ワークが広まりつつある昨今、自宅でできる健康管理の需要も非常に高くなってまいりました。そんな中、改めてデトックスに注目している人が私の周りでも多くなっていましたので今回はデトックスをする際の『食材』にまつわるお話をしていこと思います。
多くの方が誤解しているのですがデトックスに直接的な効果を示している食材はほとんどなくサプリメントなどでデトックスを謳っているものに関しても科学的に証明されている訳ではないというのが事実なのです。では日ごろの食生活などでどのようにデトックスを行っていけばよいのかご紹介してきますのでどうか最後までお付き合いください。
お忙しい方は2.だけでもご覧いただけると幸いです。
残念ながら食材でデトックスは出来ない
Googleなどで検索をすると多くのデトックス食材をご紹介している記事が散見されますが、実はこれらは殆ど事実と異なるものが多いです。何故なら、食材自体にデトックス効果が確認されているものはほぼ無く、食べ物による効果はとても期待できるものではないからです。
よく聞く内容としては『このサプリメントを摂取すると汗として毒素を排出する』や『この食材を摂取することで血液中の毒素を分解してくれる』等はすべて嘘!ということになります。
ではデトックスを行う際に日ごろの食生活の中で実践できるものはないのでしょうか。じつは人体の中で唯一デトックスを行える部位は腎臓と肝臓と言われています。ですのでデトックスを実践したい方が日々の食生活の中で気を付けるべきは肝臓と腎臓の機能を向上させてあげることが最も重要ということになります。
また、食材の中には上記の機能を逆に低下させてしまう食材もありますので、これらの摂取量を減らしてあげることでより高い効果を発揮させることができるのです。本記事では腎臓の機能向上に効果的な方法についてフォーカスしていきます。
イェール大学が証明した唯一のデトックス食材
前述した腎臓の機能を向上させるためにはどのように食生活を整えるのが良いのでしょうか
結論から申し上げますとそれは『食物繊維』です。食物繊維と聞くと腸に良いイメージは皆さんもあると思いますが、実は腎臓にも効果的ということがわかっているんです。ビックリですよね!
日々の食生活の中で食物繊維をしっかりと取り入れることで腎臓の機能低下を抑制することができ、目安として1日あたり26gほど摂取することで食物繊維の摂取量17g以下の人より50%以上が改善されているという研究結果があるほどです。
ただ一つ厄介なのは食物繊維を1日26gどのようにして摂取するかということですよね。ただでさえ日本人は食物繊維の摂取量が基準値よりも低いとされています。実は食物繊維を摂取する際に注意点があるんですが、摂取する食物繊維は植物由来のものではないという制限があるんです。これでは余計に難しくなりますよね。ですが、実際に行われた実験にて植物由来の食物繊維を摂取したグループと穀物やフルーツから摂取したグループでは後者のグループで効果が確認できなかったそうです。
これについてはまだ検証段階らしく正式な発表はないので不明ですが、そうなると上記で説明した通り日々の食事からとれる食物繊維を野菜由来に限定しなくてはならないということになります。そうなるとかなり厳しいですよね。
そこでお勧めしたいのがサプリによる摂取です。もちろん野菜でとれるならそれに越したことはないですが、外食などもあるとコントロールが大変ですし、朝晩でその埋め合わせをするのも継続できるとは思えません。そんな時に食物繊維のサプリを併用することで日常生活にプラスαで少し気を付けてあげるだけで実現可能となります。
以前ご紹介したイヌリン(食物繊維)のサプリメントはダイエットにもとても効果的なものとなっているので下記にリンクを張っておきますね。よろしければご覧ください
まとめ
今回はデトックスを行う際に気を付けるポイントと食材についてお話いたしました。実は腸だけではなく腎臓にも効果的ということで食物繊維の潜在能力の高さに驚かされました。より一層しっかりと摂取する必要性に気づかされましたね。
日々の食事をとっていく中でしっかりと基準値を摂取するのは慣れるまでは大変ですが継続して行うことで将来的な病気のリスクも低減させることができるのでぜひ実践していきましょう!サプリメントなどと併用することで継続の難易度もだいぶ下がるので、野菜だけでとるのは難しい方や野菜嫌いの方にはぜひ使用をお勧めいたします。
ただし、個人的には基準値以上を取りすぎるとお腹を下したり、ガスが溜まったりと女性やお腹の弱い方には困ってしまうリスクもあるので自身の体調と相談しながら実践してみてくださいね。この記事が少しでも皆様のお役に立てればと幸いです。